うつみ宮土理 涙の会見 愛川さんと「一緒に天国に行ってしまいたい」

[ 2015年5月10日 13:09 ]

愛川欽也さんの写真とともに会見した妻のうつみ宮土理

 4月15日に死去した司会者で俳優の愛川欽也さん(享年80)の妻で、タレントのうつみ宮土理(71)が10日、東京・中目黒キンケロ・シアターで記者会見を開催。最愛の夫を失ってから約1カ月が経ち、うつみは詰めかけた多くの報道陣に「お忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます」と深々と頭を下げ、目を赤くした。

 会見は愛川さんが生前お世話になった人々に対する「御礼のあいさつの場」として行われたもので、愛川さんが亡くなってから、うつみが公の場で発言するのは初めて。「4月15日に亡くなりました。私はまだ信じられなくて…心の中に大きな穴が空いてしまいました。その穴を埋め尽くせないまま、この場に座っております」を心境を語った。

 「愛川とは毎日毎日笑い合って、1日を過ごしておりました。こんなに人生が悲しくて、寂しくて、愛おしくて、一緒に同じ天国に行ってしまいたいと何度も何度も思いました」と続けたうつみ。「自宅で介護をしていた時に、早く仕事をしたいと言っておりました。私も横に連れ添って、手をつないで24時間寝ていたが、早くしようね、絶対しようねといいながら、その手の握り方ががどんどんだんだん弱くなって、15日の早朝、天国に旅立ってしまいました。遺骨を抱きしめると、元気出すんだよ、深くて温かくて、みんなから愛されるあの声が聞こえてくるのが私の励ましです」と話した。

 うつみは密葬から一夜明けた4月18日に「愛川の強い意向で、ご心配してくださった皆様に病状を明かせなかったこと、深くおわび申し上げます。最期まで仕事に復帰するつもりで頑張っており、皆様に公表することを頑(かたく)なにお断りするよう申しておりました。そんな頑固なところも愛川らしい一面ですので、どうかお許しください。キンキン、よく頑張ったね。いろいろ楽しかったね。本当に本当にありがとう」などとコメントを発表。その後、ブログでは「キンキンの魂は『平和』を守ること。平和を守りたい」と愛川さんの意志を引き継いでいくことなどを記していた。

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