オードリー春日“三足のわらじ”も仕事セーブせず…貫く春日流

[ 2015年5月10日 09:50 ]

バナナで炭水化物補給をしながらインタビューに答えるオードリーの春日

 フィンスイミングのマスターズ日本代表に選ばれ、注目が集まっているお笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(36)。フィンスイミングW杯前にケチケチ精神丸出しで臨む決戦がある。それが、10日のボディービル大会「東京オープン選手権」(東京・北とぴあ)だ。

 昨年5月の前回大会は、8人中7位で予選敗退。ボディービルへの挑戦は1年間限定の予定だったが、「このままやめてしまってはもったいない」と再チャレンジを決めた。

 取材中に「バナナを入れていいですか?」と断りを入れてくる。「食べる」ではなく「入れる」。ボディービルダーの“業界用語”。大会へ向けた本気度が見える。同じ大会に出場するスポニチ本紙カメラマンと、筋トレの専門用語を交えた“筋肉話”にも花を咲かせた。

 出場するのは75キロ以下級。体重を79キロから4キロ落とした。「減量しながらの筋トレはキツい。ずっと眠いし、疲れが取れないし、声も出ないし、傷も治らなかった」というつらい思いもした。

 タレント、ボディービル、フィンスイミングの“三足のわらじ”を履くが、ここは「春日流を突き通す」。仕事はセーブせず、並行してやっていく。やっぱり、ギャラが減る道は選ばず、厳しい環境の中で挑んでいくようだ。

 ボディービルの同じ階級には15人が出場予定。予選で7位までに入れば、決勝で好きな曲に合わせて好きなポーズを取ることができる。「決勝で“トゥース!”入りのポーズを取りたい」。これが目標だ。

 前回大会は75キロ超級に出場。本番までの1カ月間で12・5キロを落とす急激な減量のせいで、筋肉まで落ちてしまい、予選敗退した。

 「リベンジですよ。悔しかったですしね。今回はトレーナーをつけないで鍛えている。自分一人でどこまで結果が出せるか楽しみ」

 出し惜しみのない「トゥース!」を披露できるだろうか。

 ◆春日 俊彰(かすが・としあき)1979年(昭54)2月9日、埼玉県生まれの36歳。00年に若林正恭とお笑いコンビ「ナイスミドル」を結成しデビュー。05年にコンビ名を「オードリー」に。ピンク色のベストとテクノカットがトレードマークで、自信過剰なキャラクターが人気。学業が優秀で「インテリ芸人」としての一面も。1メートル76。血液型B。

続きを表示

この記事のフォト

2015年5月10日のニュース