染五郎inベガス! エンタメの街に8月歌舞伎初上陸

[ 2015年5月6日 05:30 ]

米ラスベガスのベラージオホテルを背に鏡抜きをする市川染五郎(中央)=松竹提供

 今年8月に米国ラスベガスで歌舞伎を披露することになった市川染五郎(42)が4日(現地時間)、公演の舞台となる「ベラージオホテルの大噴水」の前で鏡抜きとお練りを行った。

 エンターテインメントの街として知られるラスベガスだが、歌舞伎が上演されるのは初めて。染五郎が挑むのは、主人公と鯉の妖精が繰り広げる狂言「鯉つかみ」をベースに、日本のトップクリエーター集団「チームラボ」の視覚効果を組み合わせた世界に向けた“一大スペクタクル”。観光スポットの巨大な噴水の中に特設舞台を設けて上演する。

 91年秋、ロンドンなどを巡演したジャパンフェスティバル以来の海外公演となる染五郎は「歌舞伎が初めて上陸するラスベガスで、新しいパフォーマンスを作って、歌舞伎として上演することができるということにとても興奮しています」と意欲を見せた。

 この日、日本から参加した3人の鳶(とび)頭による木やり歌の先導で染五郎がラスベガスのメーンストリートでお練りを行うと、紋付きの正装をした歌舞伎スターの登場に沿道を埋めた人々から盛んに拍手が送られていた。上演は8月14~16日、5ステージを予定している。

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