水谷豊 念願の浅田次郎作品に自信「感動待っています」

[ 2015年4月16日 20:16 ]

主演映画「王妃の館」の完成披露試写会に出席した水谷豊

 俳優・水谷豊(62)が16日、主演映画「王妃の館」(監督橋本一、25日公開)の完成披露試写会が行われた東京・新宿バルト9で舞台あいさつに立った。

 直木賞作家・浅田次郎氏(63)の同名小説の映画化で、ルイ王朝時代から続くパリの豪華ホテルを舞台にしたコメディー。水谷の役名は苗字こそ違うものの「相棒」と同じ右京で、その「右京さーん」コールに迎えられ「皆さんをパリのツアーにお連れします。どんな騒動が巻き起こるか。そして最後には感動が待っています。涙があふれる方もいるかもしれません」と自信ありげにアピールした。

 そして、「この映画で、僕の願いが2つかなった」と感慨深げ。「ひとつは小さい頃からチャプリンが大好きで、そういうコメディーに出演できたこと。もうひとつは念願だった浅田さんの作品。やりたい作品がたくさんあって、“ラブレター”をやりたいと思ったら中井貴一くんがやっていたし、“憑神”は西田敏行さんがやっていた。ようやく浅田さんと素晴らしい出会いができた」としみじみ話した。

 その浅田氏も、「(年齢が)ひとつしか違わないのに、なぜかご縁がなかった。同じ世代の役者には親近感がわくもの。今回は決定的な出会いでした」と賛同。それでも、パリで約1カ月に及ぶロケを敢行し、日本映画としては初めてベルサイユ宮殿でも撮影が行われるほどの壮大なスケールの作品に、「絶対に無理だろうと思っていたのに、まさか映画になるとは。今でも信じられない」と称賛していた。

 この日は他に田中麗奈(34)、吹石一恵(32)、安達祐実(33)、石丸幹二(49)らが登壇した。

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