「センバツの女神」小澤奈々花、でっかい私の夢もプレーボール!

[ 2015年3月22日 10:00 ]

「第87回選抜高校野球大会」の応援イメージキャラクターを務める小澤奈々花

 21日に開幕した「第87回選抜高校野球大会」の応援イメージキャラクターを務める小澤奈々花(15)。12年の全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞し、ガールズユニット「X21」の副リーダーや、ファッション誌「ニコラ」の専属モデルとして活動中。コンテスト時から約2年半で身長が9センチも伸び現在1メートル71。4月の高校進学と同時に地元の新潟県から上京し仕事でも“急成長”を目指す。

 手足がすらりと長く、15歳とは思えない抜群のスタイル。元バスケットボール選手で1メートル83の父と、元バレーボール選手で1メートル75の母から生まれた一人娘で、「身長はまだ伸びてると思います。階段を上るときとか、膝が痛いんですよ」と笑う。成長期ならではの悩みを身ぶり手ぶりを交えて話す素顔は、大人びた顔立ちから一転して、年相応のキュートさだ。

 物心付いたときからモデルに憧れ、七夕の短冊には「将来はスーパーモデルになる」と書いていた。「母が読んでいるファッション誌をめくって“みんな笑って楽しそう。いいな”と憧れていました」

 中学1年だった12年8月、母親の勧めでコンテストに応募。当時は1メートル62で、ファイナリスト21人のうち2番目の長身。「モデルになりたい」と夢を語ってステージを堂々と歩き、応募総数10万2564人の中から吉本実憂(18)と共にグランプリに選ばれた。

 13年から「ニコラ」の専属モデルを務め、昨年4月にはファッションと音楽のイベント「ガールズアワード」でランウエーデビュー。目標は所属事務所先輩のヨンア(29)と石川亜沙美(37)で「モデルとして世界に行けたらいいなと思います。たくさんのランウエーを歩きたい」。世界的モデルになるため「1メートル73くらいまで伸びたいな」とまだまだ成長を期待している。

 一方、“大物”ならではの困ったことも。靴のサイズが25・5で「でっかいですよね。ニコラは中学生向け雑誌なので、撮影で履く靴がないんですよ。これ以上大きくならないように小さい靴を履いたり気を付けてます」と苦笑いした。

 コンテストのファイナリストで結成した「X21」では副リーダー。ライブやイベントなど活動の場が広がる一方、昨年はファンの前で「仕事を辞めようと思ったことがあった」と打ち明ける場面が何度かあった。「進路を決める時に仕事と学業のどっちを取るか悩んでしまって」と振り返る。決断のきっかけは事務所スタッフの支え。「当時は気持ちがこみ上げてトイレに駆け込んで泣いたこともあった。そんなときに“今はつらいかもしれないけど大丈夫”と励まして支えてくれて、“仕事をやろう”って決めました」

 先日、中学を卒業。都内の高校への進学が決まり、近く上京する。仕事に臨む決心は「やる気だけは負けたくない」とキッパリ。「スポーツ家族で、両親からも“やると決めたことは最後までやりなさい”と言われているので、頑張ります」とスポ根娘の一面を見せた。

 「お姉ちゃんみたい」と慕う吉本が一昨年務めたセンバツの応援キャラクターに就任。「みゆピーからセンバツのことをよく聞いていたので選ばれて凄くうれしかった」と笑顔。小学1年から7年間、地元スポーツチームのチアリーダーとして活動し、チアダンスが特技だけに適役。「応援すると周りが笑顔になってくれて、私も心が温まる。自分も夢を追っている途中なので、球児の皆さんに共感します」

 まもなく始まる新生活に「ドキドキだけど楽しみ。体育祭や学園祭に関わって、青春を味わいたい」と声を弾ませる。はまっているのは少女漫画で「恋愛モノが好き。壁ドンもキュンとします」と照れ笑い。タイプの男性は「スポーツができて背が高くて、優しくて勉強ができて…」と高い理想を掲げたが、「恋愛はまだいいかな。仕事に専念したいです」。世界のランウエーを目指して歩き出す。

 ◆小澤 奈々花(おざわ・ななか)1999年(平11)5月27日、新潟県生まれの15歳。13年1月にX21を結成し、昨年3月にシングル「明日への卒業」でCDデビュー。来月29日に初アルバム「少女X」が発売される。テレビ朝日「GO!オスカル!X21」(金曜深夜1・20)に出演中。趣味は読書、体を動かすこと。

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