仏サーカス集団シルク・ヴォスト 大阪でアジア初公演へ

[ 2015年3月19日 07:00 ]

 仏トップサーカス集団「シルク・ヴォスト(CV)」が4月から、アジア初となる公演を大阪・中之島で行う。芸術的な舞台装置、超人的な空中パフォーマンスで2010年の設立以来、欧州で13万人以上を動員。大人気カンパニーがついに、日本上陸を果たす。

 約500のサーカス団体がある仏国内で超一流軍団とされるCV。今公演では16人の演技者が来日する。前身は07年に惜しまれつつ解散した伝説の空中ブランコ集団「レザッソ」とあって、演技はすべて空中で行われる。

 今公演では直径13・5メートルの金属製サークル内で縦横無尽にアクロバットを披露。ビル5階相当の高さからブランコをつかみ損ねてわざと落下するなど、命がけのパフォーマンスも売りだ。団員は「日本の皆様に我々の夢の世界をようやく見てもらえる」と来日を心待ちにしているという。

 会場は興行利用が初となる大阪市立扇町高校跡地に特設され、4月24日~5月24日で20公演を予定。宇宙がテーマの今演目に合わせ、荒天中止のリスクも伴うが野外で行われる。1公演1000人を収容し、夜空を背景に飛び交うパフォーマーを寝転び見上げるという前代未聞のリクライニング式VIP席(200席)も用意される。

 今後、日本全国での興行も見すえる主催者は「かつてない新感覚のスリルと興奮を味わえる」と、大阪公演成功に自信をみせていた。

 チケットはきょう19日正午から先行発売開始。公演詳細、お問い合わせはシルク・ヴォストの公式ホームページ、またはキョードーインフォメーション 0570―200―888(10・00~18・00)まで。

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2015年3月19日のニュース