34年室戸台風で解散…「堺少女歌劇団」が80年ぶりに復活

[ 2015年3月15日 05:30 ]

復活公演の舞台に立つ「堺少女歌劇団」の団員。前列中央は主役の天上さくらさん

 1934年の室戸台風で被災し解散した堺市の歌劇団が「堺少女歌劇団」として復活し14日、初めての公演を開いた。80年ぶりの歌劇団復活を400人以上の観客が拍手で祝福した。歌劇団は小中学生約70人で構成。

 初公演は、練習の厳しさに悩む現役団員がタイムスリップして、昔の団員に出会い、歌劇の楽しさを再認識するというストーリー。主役を演じた堺市の中学1年、天上さくらさん(13)は「劇団復活を支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを込めた」と話した。

 前身の「大浜少女歌劇団」は1924年に活動を始め人気を集めたが、34年の室戸台風で劇場が被災し、解散した。

続きを表示

2015年3月15日のニュース