朝ドラ「あさが来た」ヒロインに波瑠 4度目挑戦、相撲で勝ち取る

[ 2015年3月12日 18:00 ]

ヒロイン発表会見で満面の笑顔を浮かべる波瑠

 2015年度後期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」(9月28日スタート)のヒロインが12日発表され、女優の波瑠(23)がNHK大阪放送局でお披露目された。

 春らしい白いワンピースを身にまとい、会場に姿をみせた波瑠。前日に大阪入りし、「最終オーディションの追試を受けてもらうと言われてきた」と説明。直前に受けた朗報に驚きながら、集まった報道陣を前に緊張気味に微笑んだ。

 京都の豪商から大阪の両替商に嫁ぎ、その後、数々の事業を立ち上げ、日本初の女子大創設にも尽力した白岡あささんがモデルの奮闘記。2590人の応募の中から抜てきされた。

 これまでの朝ドラオーディションでは「てっぱん」(10年後期)以外の「純と愛」(12年後期)「あまちゃん」(13年前期)で最終選考まで残りながら、あと一歩で選ばれなかった。ただ、それでも諦めるつもりはなかったようで、「日本の朝=朝ドラのイメージ。憧れが強くて、自分が成長していく上で通っていきたい場所だと思って受けた」といい、4度目で舞い込んだ吉報に「あさちゃんと一緒に成長しながら頑張っていきたいです」と抱負を語った。

 主人公は相撲大好きなおてんば娘。二次選考で実際に相撲をとるテストがあったが、同席した制作統括の佐野元彦チーフプロデューサー(55)から「見たとき、運命をともにしたいと思った」と一番大きな抜てき理由が相撲だったことを明かされた時は苦笑。相撲経験は幼稚園時代に先生ととったぐらいというが、今回のオーディションでは「すごく一生懸命とって、足の爪が欠けました」というド根性秘話も明かし、報道陣らを驚かせた。

 その他の主な登場人物は来月発表し、5月にクランクイン。撮影場所は大阪、京都、滋賀県近江八幡市などで予定。

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2015年3月12日のニュース