活動再開のsowelu「泣かせる歌」で新境地

[ 2015年3月10日 06:30 ]

約3年ぶりに活動再開したsowelu。「泣き会」でしっとり歌い上げる

 歌手のsowelu(32)がこのほど約3年ぶりに活動再開。自身の経験に基いた“泣き歌の伝道師”として新たな一歩を踏み出しつつある。

 02年に歌手デビューし、「Rainbow」「I will」「Dear friend」などのヒット曲を飛ばしたが、12年5月に活動休止。今年1月にブログで音楽活動を再開することを発表した。

 活動再開を決意した大きなきっかけとなったのは、14年に最愛の祖母のがんの発覚、婚約者との破局、自身の交通事故など“どん底”を味わったこと。「いつ何があるかわからない、命は限りあるもの」と実感し、そうした思いを伝えるためにはやはり自分には歌しかない、と思い至ったのだという。

 2月18日、23日に都内でトーク&ライブ「泣き会」を開催し、ともにチケットは即完売。失恋ソングを始めとしたバラード中心の構成で、会場では涙が止まらなくなってしまう女性客が続々。中には幕が上がった瞬間に号泣しているファンさえいたほどだ。

 活動休止前は健康的で時にはセクシーに挑発するようなイメージもあったが、しっとりと聞かせる方向性で再びステージへ。歌唱力には元々定評があっただけに、新たなスタイルでもファンを惹きつけるには余りあるほどのパフォーマンスを披露した。

 3月15日には東京・渋谷WWWで「大人の泣き会」を開催する。ピアノ、チェロのみを従えた編成で、大人になったsoweluが歌い上げる。「泣くことはデトックス。泣いてすっきりしたい人、元気にしてあげるからおいで!」と意気込みを見せた。

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