妖怪川柳コンテスト 大賞に境港市の女性、人気は一反木綿ネタ

[ 2015年2月18日 11:01 ]

第9回「妖怪川柳」コンテストの上位10作品を紹介したパネルを持つ着ぐるみの鬼太郎たち=18日午前、鳥取県境港市

 「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家水木しげるさんの出身地、鳥取県境港市で18日、妖怪をテーマにした第9回「妖怪川柳」コンテストの結果発表があり、孫が生まれるのを心待ちにする境港市の女性(56)=雅号、産科待合室=の作品「孫誕生 待ちわびジジババ ろくろ首」が大賞に選ばれた。

 このほか上位10作品には「和室減り 座敷童子も 部屋探し」=愛知県一宮市の女性(30)=や、妖怪人気投票でナンバーワンの一反木綿を題材にした「腰巻に されてニヤリの 一反木綿」=川崎市の男性(65)=などがあった。

 主催した境港市観光協会の桝田知身会長は「貧乏神を詠んだ句も多く、アベノミクス効果がまだ地方に届いていないのでは」と講評した。

 全国から過去最高の8335句が寄せられた。投句者の最年少は5歳、最年長は97歳だった。大賞などの24作品は観光協会のホームページで閲覧できる。

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