松坂桃李 「きらきら星」にバイオリン練習思い出し「悪夢が浄化された」

[ 2015年2月15日 16:46 ]

「マエストロ!」のヒットを子どもたちのバイオリン演奏で祝福され、笑顔の(後列左から)小林聖太郎監督、松坂桃李、西田敏行

 俳優の松坂桃李(26)と西田敏行(67)らが15日、映画「マエストロ!」(監督小林聖太郎)の大ヒット御礼舞台挨拶を東京・新宿ピカデリーで行った。

解散に追い込まれた名門オーケストラのバイオリニストを演じた松坂は、約1年間練習を重ねて撮影に臨んだ。この日は、5~8歳のちびっ子5人が練習曲だった「きらきら星」を演奏してヒットを祝福。「いろんな記憶がよみがえりますね。素晴らしいと同時に、僕の悪夢が浄化されました。ビブラートをやっている子もいてビックリ。僕もこの時期から始めていたら、どれだけ負荷がかからなかったか」と自ちょう気味に感謝した。

 一方、指揮者役の西田も、「5歳の時にバイオリンを習ったことがある」と告白。半年ほどだったそうだが、「昨日のことのように思い出しました。ありがとうね」と子どもたちに優しく語り掛けた。

 西田は4日ほど前に風邪をひき、「下痢が止まらなくて、トイレと寝室を行ったり来たりしていた」という。「今日、ようやく社会復帰できました。皆さんと会えたことが、どんな薬よりも効果があった。これからも、立派に役者としての仕事にまい進していきます」と復活を宣言し、会場を沸かせた。

松坂も、公開3週目に入っても満席の盛況に「皆さまの顔を見ると、映画は受け止めてくださる方がいるから作れるとあらためて実感します。一緒の時間を過ごせてすごく幸せです」と感激の面持ち。そして、「“マエストロ!”でできることはこれで最後なので、ちょっと寂しい気持ちもありますが、僕の中では何年か後に振り返った時にやって良かったと思える作品になりました」と胸を張っていた。

続きを表示

2015年2月15日のニュース