ローザンヌ国際バレエコンクールで伊藤さん3位、金原さん5位入賞

[ 2015年2月8日 02:04 ]

ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝で演技する伊藤充さん

 若手バレエダンサーの登竜門として知られる第43回ローザンヌ国際バレエコンクールの最終選考が7日、スイス西部ローザンヌで行われ、伊藤充さん(18)=埼玉県出身=が3位に、金原里奈さん(17)=京都府宇治市出身=が5位にそれぞれ入賞した。

 伊藤さんは「信じられない。全ての人に感動を与えられるダンサーになりたい」と抱負を述べ、金原さんは「夢のようで、本当に良かったです」と喜びを語った。

 伊藤さんは以前、さいたま市のバレエ学校に通い、ポルトガルの首都リスボンの学校に在学中。京都府城陽市のバレエ学校に通っていた金原さんは、現在はモナコの学校で学んでいる。

 ローザンヌ国際バレエコンクールは、世界的なバレエダンサー熊川哲也さんや吉田都さんらを輩出。熊川さんは1989年に最高賞の金賞を受賞した。

 今回は世界18カ国から67人が参加。20人が最終選考に残り、それぞれクラシックとコンテンポラリー(現代)の作品を踊った。1位はオーストラリアの男性、2位は韓国の女性だった。

 入賞者は世界の名門バレエ学校などで1年間の研修が認められるほか、生活費支援として1万6千スイスフラン(約200万円)が贈られる。

 昨年は二山治雄さんが優勝、前田紗江さんが2位に入賞し、1位、2位を日本人が独占する快挙となった。(共同)

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