テレ朝、アイドル救急搬送で検証委員会設置「一層安全管理務める」

[ 2015年2月6日 19:18 ]

番組収録中に12歳の出演者が救急搬送された件で謝罪する(右から)テレビ朝日・武田徹常務、角南源五常務、青木吾朗広報局長

 テレビ朝日は6日、女性アイドルグループ「3B junior(スリー・ビー・ジュニア)」のメンバー(12)が番組収録中に倒れて意識を失い、病院に搬送された事件を受け、「救急搬送事案検証委員会」を設置したことを発表した。

 委員長に武田徹常務取締役、副委員長に寺田創一コンプライアンス統括室長を据え、全社横断的に選んだメンバー8人を加えた全10人で構成。この日第1回会合を開き、今後の方針などを確認したという。

 同局は「番組の収録で今回のような結果を招き、ご本人やご家族、関係者の皆さまに、あらためて心より深くお詫び申し上げます。一刻も早いご回復を願っております。当社では今回の事態を招いた制作上の原因を徹底的に究明した上で再発防止策を策定し、より一層安全管理に努めてまいります」とコメントした。

 番組は同局が制作し、BS朝日で放送しているバラエティー「3B juniorの星くず商事」(土曜深夜3・00)。1月28日夕、東京・六本木の同局で収録を行い、吸うと声が変わるヘリウムガスを使ったゲームでガスを一気に吸い込み、直後に倒れた。専門医からは、脳の血管に空気が入り血流が妨げられる「脳空気塞栓(そくせん)症」と診断された。

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