菊地凛子出演作で開幕 ベルリン国際映画祭

[ 2015年2月6日 05:19 ]

 世界三大映画祭の一つ、第65回ベルリン国際映画祭が5日(日本時間6日)、開幕した。最高賞「金熊賞」を19作品が競うコンペティション部門には、日本からSABU監督の「天の茶助」が出品。開幕上映は同部門出品作で女優菊地凛子出演の「ノーバディ・ウォンツ・ザ・ナイト」(スペインなど合作)が飾った。

 「ノーバディ―」(イザベル・コイシェ監督)は、1人の北極圏探検家を愛した女性2人のドラマ。菊地は先住民族イヌイットの役で、ジュリエット・ビノシュと共演した。

 上映前の記者会見で菊地は「(演じた役が)深く純粋なところを持っていて、一目ぼれしました。ビノシュさんと共演できて夢が現実になりました」と語った。

 短編コンペ部門に水尻自子監督のアニメ作品「幕」が出品。前衛的な作品などを集めたフォーラム部門では、福島を舞台にした「フタバから遠く離れて 第二部」(船橋淳監督)など日本作品3本が上映される。

 主要賞の授賞式は14日(同15日)。(共同)

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2015年2月6日のニュース