ヘリウムガス事故 01~12年度に32件報告 大半は子供

[ 2015年2月5日 05:30 ]

12歳アイドル ヘリウム吸引ゲーム収録中に倒れ意識不明

 厚生労働省の資料では、2001~12年度、ヘリウムガスの吸い過ぎで意識を失うなどの事故が、風船を膨らませるためのガスを含めて32件報告された。大半は子供だったという。

 缶に入ったガスを吸い込むと声が甲高く変化し、パーティーなどに使われる商品は、ヘリウム80%と酸素20%の混合が一般的とされる。ガスの事業者団体「日本産業・医療ガス協会」(東京)によると、吸引するガスの中に大気中と同じ割合の酸素(約20%)が含まれていないと酸欠状態に陥る恐れがある。

 パーティーグッズを扱う店には、カラフルな缶入りの商品が並ぶ。ラベルには「無害で安心」とのうたい文句に加え「安心して、思いっきり、胸いっぱいに缶の中のガスだけを吸い込む」と、遊び方が記されている。

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2015年2月5日のニュース