園子温監督、主題歌に「スローバラード」過去に清志郎さん主役打診

[ 2015年2月2日 15:00 ]

園子温の最新作「ラブ&ピース」の主題歌がRCサクセションの泣ける名曲「スローバラード」に決定(C)「ラブ&ピース」製作委員会/(C)忌野清志郎ロックン・ロール・ショー

 園子温監督(53)の最新作となる怪獣特撮映画「ラブ&ピース」(今夏公開予定)の主題歌が、忌野清志郎さん(享年58)がリーダーを務めたロックバンドRCサクセションの泣ける名曲「スローバラード」(1976年1月発売)に決定した。

 園監督が脚本も手掛けたオリジナル作品だが、従来とは一線を画した「血が出ない!誰も死なない!エロくない!」作品。演出に特撮を初使用し、崩壊する東京の街に巨大化した“LOVE=愛の怪獣”が現れる驚愕の超展開ながら、感動と涙を誘うクライマックスを迎える。

 1990年頃に映画化を検討した際、ファンだった清志郎さんに主役をオファー。しかし「俳優業はやっていない」と断られたという。それから20数年を経て脚本に手が加えられ、映画化が実現。主題歌に「スローバラード」が起用することになった。

 うだつの上がらない日々を過ごす主人公のサラリーマン・鈴木良一を長谷川博己(37)ヒロインの寺島裕子を麻生久美子(36)が演じる。

 また「ラブ&ピース」と映画「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM~♯1(ナンバーワン)入門編~」(10日公開)のコラボレーション企画が実現。「忌野清志郎…」には2007年に札幌市民会館の最後の日に行われた清志郎さんのライブを収めた「スローバラード」未公開映像が挿入されている。

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2015年2月2日のニュース