ローラ父に懲役２年６月求刑　海外療養費詐取事件

　タレントのローラの父親で、バングラデシュに帰国中診療を受けたと偽り海外療養費など計約１６７万円を詐取したとして詐欺罪に問われたジュリップ・エイエスエイ・アル被告（５５）の公判が３０日、東京地裁であり、検察側は懲役２年６月を求刑した。

　検察側は論告で、「現地の知人に偽造した診断書を郵送させていた」と指摘。弁護側は子どもたちが被害を弁償したと述べ、寛大な判決を求めた。

　被告は現地でデング熱の治療を受けたという虚偽の書類を提出し、２００７年６月～１２年７月に海外療養費や保険金を詐取したとされる起訴内容を認めている。保証金３００万円を納付し、保釈された。