橋田氏89歳&石井氏88歳 渡鬼「やめようと思った」けど生涯現役宣言

[ 2015年1月28日 05:30 ]

会見した橋田壽賀子氏と石井ふく子プロデューサー

 TBSの人気シリーズ「渡る世間は鬼ばかり」のスペシャルドラマが約2年ぶりに放送されることになり、脚本家の橋田壽賀子氏(89)と石井ふく子プロデューサー(88)が27日、都内で会見を行った。2月16日と23日の2週連続で、いずれも午後9時から同10時54分まで。

 90年にスタートし、小料理店を営む岡倉大吉と、5人の娘たちを描いてきた国民的ドラマ。故藤岡琢也さんの後を継ぎ、06年から大吉を演じた宇津井健さん(享年82)が昨年3月に他界。橋田氏は「大黒柱を失い、もうやめようかと思った」というが、「いろいろなところで、今度の放送はいつ?と聞かれたので」と視聴者の期待を受け新作を企画した。

 今作は、大吉が心筋梗塞で急逝し、5人姉妹が遺産の相続問題に直面するという身近なテーマとなった。石井氏は「3人目の大吉(の起用)はやめ、子供たちの気持ちを描こうと橋田さんと話し合いました」と説明した。橋田氏は5月で90歳。「何歳まで現役でいたい?」と記者から聞かれ、「老衰です!」と生涯現役を力強く宣言した。

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2015年1月28日のニュース