池脇千鶴 監督と女性同士の強み発揮、万全の関係築く

[ 2015年1月21日 05:30 ]

毎日映画コンクール女優助演賞を受賞した池脇千鶴

2014年(第69回)毎日映画コンクール 女優助演賞

 あすへの希望を見いだせないまま、過酷な日々を生きる女。函館を舞台に描かれた「そこのみにて光輝く」で、ヒロイン千夏に全霊をささげた池脇千鶴(33)が女優助演賞にヒカリ輝いた。

 41歳で自ら命を絶った作家佐藤泰志氏の小説が原作。職を失った男との出会いと愛を切なくも美しく紡いだ物語。呉美保監督の卓越した演出に応え、顔の表情で、背中で、いや全身で千夏を体現した。

 「台本をもらってから千夏という人物が頭から離れなくなりました。彼女が感じたり思っていること、それに伴って湧いてくる感情といったものがありありと分かってしまう感じで…。心が揺さぶられる話だなと引き込まれていきました」

 呉監督とは女性同士の強みも発揮。「下着の質感なども意見交換して形からのアプローチも試みた」と、万全な信頼関係を築いての取り組みだった。

 99年に「大阪物語」で新人賞を受賞。「あの頃は助演賞って、大人の女性が頂くイメージがありましたが、私もそういう年齢になったのかなって」としみじみ。「基本的には“果報は寝て待て”のタイプですが、またこんないい作品に巡り合えたらうれしい」と、15年前と変わらぬ愛らしさで笑った。

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