安藤サクラ 姉とダブル受賞、個性派相手に大暴れ評価

[ 2015年1月21日 05:30 ]

毎日映画コンクール女優主演賞を受賞した安藤サクラは和服姿でポーズ

2014年(第69回)毎日映画コンクール 女優主演賞

 進撃が止まらない。12年に「愛と誠」で助演賞を受賞した安藤サクラ(28)が、今度は「0・5ミリ」の圧倒的演技で女優主演賞に選ばれた。姉の桃子が、祖母への介護体験を基に書いた小説を自らの脚本、演出で映画化した3時間16分の力作。桃子監督も脚本賞に決まり、うれしい姉妹受賞となった。

 主人公サワが、見知らぬ土地土地で出会う老人たちの弱みにつけこんで押しかけヘルパーを始める。各挿話が現代社会を映し出し、“心の介護”が見事に描かれた。

 「いわゆる人殺しとか、私の中ではインパクトのある役柄ではなく、地味めなキャラクターだと思っていたので…」と、それこそ0・5ミリも賞に絡むとは思っていなかったと話す。それだけに喜びも格別で、しとやかな和服姿でほほ笑んだ。

 「姉は私がおなかにいるときから、およそ30年間、私を一番観察してきた人間。共有してきた時間が大切なモノも映し出すし、新しいモノも生み出す。この上なく、ぜいたくなタッグでした」

 井上竜夫、坂田利夫、津川雅彦、柄本明と、いずれ劣らぬ個性派を相手に大暴れ。「私が転がされたり、一緒に転がっていったり。本当に皆さんに助けられました」と感謝の弁。そして「撮影地の高知県の景色。目に見えない風だったり、人々の気配だったり、全部が支えてくれた。スタッフみんなを高知の海に投げたいくらい。みんなでこの賞を分かち合いたい」と屈託なく笑った。

 父の奥田瑛二がエグゼクティブプロデューサーを務め、母の安藤和津もアートスタイリストとして参加。家族が結集して作る映画をネガティブに捉えていたと素直に明かした。「生ぬるいものは作れない。正直つらいです。でも今は心から良かったと思うし、壁を乗り越えられた気がします」と胸を張る。それでも「最初で最後」と断言したが、来月には姉が出産予定。むろんいつかはサクラもママになる日が来るだろう。また「家族映画」を見てみたい。

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