土屋アンナ和解案拒否された…解決金200万円に高橋氏「名誉の問題」

[ 2014年12月16日 05:30 ]

土屋アンナ

 女優土屋アンナ(30)の主演舞台中止をめぐり監督の甲斐智陽こと高橋茂氏(63)が、土屋と所属事務所に3026万円の損害賠償を求めた民事訴訟の口頭弁論が15日、東京地裁で開かれた。裁判所側から和解勧告案が示されたものの、原告側が拒否した。

 和解案は、土屋側が原告側に解決金200万円を支払うよう求めたもの。土屋側は、アンナの母で所属事務所社長の土屋眞弓氏も初めて出廷し、受け入れる意向を示した。争点の一つだった原案となった本の著者濱田朝美さんの人格権について、裁判所側が「(原告側が)著しく侵害する手順で舞台化を進めていたものといわざるを得ない」などとしたことなどから、原告側は「受け入れられない」とした。

 眞弓氏は閉廷後、マスコミ各社へファクスで文書を送り「この裁判が早く終結し、舞台のモデルになられた方、ファンの皆様、関係者の皆様、世間の皆様に、良いご報告が出来ます事を心より願って止(や)みません」とコメント。一方、原告の高橋氏はスポニチ本紙の取材に「和解案は結論ありき。日本の民事裁判はこんなにいいかげんなのか。これはカネじゃなくて名誉の問題だ」と怒りをあらわにした。次回は来年1月26日に開かれる。

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2014年12月16日のニュース