樹木希林“遺作”に毒舌全開「死ななかったらどうするのよ」

[ 2014年12月12日 05:30 ]

映画「あん」の製作発表を行った河瀬直美監督(左)と樹木希林

 女優の樹木希林(71)が11日、都内で行われた主演映画「あん」(監督河瀬直美、来年6月公開)の製作発表に出席した。

 役衣装のかっぽう着姿で登場。公開が半年以上先で「こんなに早くに会見して“皆さんは覚えていてくれるの?”と聞いたら、河瀬さんに“(関係者が)樹木さんの遺作で売りたくて早めに会見したんじゃないか”と言われた。遺作として長く引っ張って死ななかったらどうするのよ」と話して笑いを誘った。

 今年1月に全身がんの治療終了を報告。現況を聞かれると「死ぬ、死ぬ詐欺みたいでごめんね。でも“全身がん”はお医者さんがくれた病名で今、がんがあるわけじゃない」と説明。「畳の上で死ねれば上出来。それぐらい気楽に考えてる」と語った。「あん」はドリアン助川氏の同名小説が原作。どら焼き店を舞台に、アルバイトとして働く元ハンセン病患者の老婦人を通して生きる意味を問う。

 取材陣からは、亡くなった高倉健さん(享年83)と菅原文太さん(同81)の思い出も聞かれたが、「夫(内田裕也)から“大スターに水を差さないように”と留め置かれてます」と答えた。

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2014年12月12日のニュース