“かけ”に出たNHK 中島みゆき 発表6時間前の紅白出演決断

[ 2014年11月27日 08:55 ]

12年ぶりに紅白に出場することになった中島みゆき

 「第65回NHK紅白歌合戦」で12年ぶり出場となる中島みゆき(62)は、前日25日の夜に同局側からオファーを受け、発表6時間前に出演を決断した。

 関係者によると、紅白の柴崎哲也チーフプロデューサーが前日25日午後10時半ごろ、東京・赤坂ACTシアターで長期公演中の音楽劇「夜会」を終えた中島のもとを訪問。本人には会わずスタッフに「ぜひ出演願えないか。あす(26日)発表です」と伝えた。中島側がオファーを受けたのは、これが初めてだった。

 スタッフから伝え聞いた中島は「そうですか」と、その場で出場の是非は決めなかった。「出場します」とスタッフに電話をしたのは、この日午前8時ごろ。午後2時の発表の6時間前だった。

 02年に富山・黒部ダムからの中継で「地上の星」を歌って以来、12年ぶりの紅白。NHKを通じ「黒部の時には“一生の思い出だわ”と感激のあまり、歌詞を間違えました。このたびはまさかの2度目出場、“来世までの思い出だわ”と感激のあまり、また何かしでかさないように、頑張って歌わせていただきます」とコメントした。

 NHKには、あえて直前にオファーすることで、公演中の中島を気遣ってきたことを強調する狙いがあったようだ。中島の性格を熟知し“かけ”に出たとみられる。

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2014年11月27日のニュース