安倍首相 高倉健さんの国民栄誉賞は…「選挙に巻き込むのは失礼」

[ 2014年11月22日 06:08 ]

インタビューに答えた安倍晋三首相

 安倍晋三首相は21日、永田町の自民党本部でスポニチのインタビューに応じた。10日に亡くなった俳優高倉健さん(享年83)に対し、国民栄誉賞を望む声が上がっていることについて「今は何を言っても選挙に利用していると言われる。(選挙に)健さんを巻き込むのは失礼」と述べた。

 健さんとは昨年11月の文化勲章親授式で対面。「安倍さん、健康に気を付けて、体を大事にしてくださいね」と声を掛けられたという。「そこにいるだけで存在感がある方。年齢を重ね、円熟味を増した演技をもっともっと見たかった」と悼んだ。

 過去に“KY”と言われた経験からか、「自分、不器用ですから」の明言を残した健さんに自身を重ねたこともある。「ガマンにガマンを重ね、最後にドスを抜いて正義の鉄槌(てっつい)を食らわす。多くの人が日頃のうっぷんを解消したのだと思う。私もその1人」と明かした。

 第1次安倍政権では潰瘍性大腸炎で腹痛や下痢に悩まされた。冬の選挙戦に「私はどちらかというと寒がり」と話しつつ「論戦を展開する中で寒さを吹き飛ばす」と強調した。

続きを表示

2014年11月22日のニュース