続いた地元との付き合い 祝電にはお礼の手紙とネーム入りのペン

[ 2014年11月19日 08:00 ]

高倉健さん死去

 健さんは、地元の人々と触れあい、忘れがたい記憶を残した。11年秋、北九州市で「あなたへ」のロケ中、近くの映画資料館「松永文庫」を訪問。同館の松永武室長(79)は昨年の文化勲章受章の際、祝電を打ったところ、すぐにお礼の手紙とネーム入りのペンが届いた。「私なんかにもこまやかな心配りをしてくれた」と話した。

 健さんの父親は福岡県東峰村にあった宝珠山炭鉱に勤務し、幼いころの健さんもたびたび訪問。同村の「いぶき館」では9年間「高倉健展」を開催しており、伊藤茂広館長(47)は「映画の台本などの展示許可を“頑張って”と快諾していただいたと聞いてます。寡黙で心優しい九州男児でした」と話した。

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2014年11月19日のニュース