悲しみに包まれた“幌舞駅” 20日にも駅舎に記帳台

[ 2014年11月19日 05:30 ]

映画「鉄道員」のロケ地になった根室本線・幾寅駅

高倉健さん死去

 「鉄道員」のロケ地であるJR北海道根室本線の幾寅駅も悲しみに包まれた。氷点下20度を下回る厳寒期のロケでは地元・南富良野町の婦人会が温かい炊き出しを毎日行うなど奮闘。特に「いも団子」は健さんやスタッフに好評で「おいしい」と何度も感謝されたという。

 駅舎にかかる看板はロケ当時の「幌舞駅」のまま。併設された記念展示コーナーの来場受け付け簿には訃報を聞きつけたファンの「健さんおつかれ様」の文字も。町では20日にも駅舎に記帳台を設けファンとともに名優をしのぶ予定という。

 ◇「鉄道員」 浅田次郎氏の直木賞受賞作でベストセラーを映画化。北海道の、廃線を間近に控えたローカル線の駅長を描く。駅長が過去に亡くした娘を広末涼子が演じた。ほかに共演は小林稔侍、大竹しのぶら。

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