石巻拠点の演歌歌手 七瀬藍「歌謡祭」出演 被災者初の受賞へ

[ 2014年11月16日 08:00 ]

地元・宮城県石巻市のイベントで歌唱する七瀬藍

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市を拠点に活動する演歌歌手、七瀬藍(56)が27日、日本歌手協会が主催する「第41回歌謡祭」(東京・ゆうぽうとホール)に最優秀歌唱賞候補として出演する。同協会によると受賞すれば被災を体験した歌手では初。「被災者を代表し、全国に広く支援を訴えていくことができたら」と話している。

 02年インディーズデビューし、仕事のかたわら歌手活動を続けていた。11年、震災による津波で自宅が被災。衣装や機材などが流され歌を断念しかけていたところ、地元の作家から、震災を題材に書いた曲「あの子は星に」を贈られた。

 被災地で「聴けば必ず涙が出る曲」と評判になり、石巻市のみならず岩手、福島両県からコンサート出演の声が掛かるように。丁寧で明るさのある歌声が、ペギー葉山(80)が名誉会長を務める日本歌手協会関係者の耳に留まり、今年8月メジャーデビューした。

 複数の候補から選ばれた神戸陽三氏作詞のデビュー曲「寄り添う女」をリリース以降は首都圏近郊でもコンサートを行うなど、活動の幅を広げている。

 「被災地の方々が、自分たちも大変なのに、バスで応援に来てくれる。“元気でやっているぞ”というメッセージを、私の歌に託してくれているとすればうれしい」と話し「復興は道半ば。より多くの人に震災を風化させてはいけないと訴えていきたい」と語っている。

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