成瀬國晴氏 個展「60年のすべて」開催 関西、阪神愛満載

[ 2014年10月29日 08:40 ]

個展「イラストレーター成瀬國晴60年のすべて」を開く成瀬國晴氏

 スポニチ大阪版本紙タイガース川柳でおなじみ成瀬國晴氏(78)の個展「イラストレーター成瀬國晴60年のすべて」(スポーツニッポン新聞社後援)が11月1日から30日まで尼崎市総合文化センターで開かれる。

 関西を拠点に活動中の成瀬氏。その作品は長寿番組「ノックは無用!」でもおなじみ。今回は半世紀を超える画業から約150点を公開する。9年ぶりに日本シリーズを戦う阪神を描いた作品では、「甲子園90歳のユニフォーム姿の和田監督」や「鳥谷選手のトスバッティング」、他に「さようならドカベン香川選手」「超カンテーレ大感謝祭スペシャル」などが展示される。

(リポーター目線/) 「甲子園…」は阪神が5月などに着用した限定ユニホーム姿。甲子園が完成90周年を迎えるのを記念し、芝生や客席など球場を象徴する緑を基調にした。そのシーズンで日本シリーズ進出。「CSを初めて勝ち抜いた年に個展で飾れるのは何かの縁」と成瀬氏は喜ぶ。

 「鳥谷…」は入団2年目、05年の作品。甲子園球場でのトスバッティング姿を描いた。「昔は風呂場でも選手をスケッチした。マイクじゃなしに筆、ペンで伝えた。リポーター目線でみんなが見ていないシーンを短時間で」とドキュメンタリースケッチを物語った。

 「さようなら…」は88年、南海が球団を売却するとの報道を受け、大阪球場へ駆け付けた。成瀬氏の生家に近く、思い入れ深かった球場。9月26日、香川伸行さんの死去に追悼の願いも込めて展示を決めた。

 「超カンテーレ…」はノックは無用で縁の深い関西テレビのイベントに向けて描いた。今年1月3日に死去したやしきたかじんさんの姿もある。1日午後1時30分からは同センターで先着100人を前に講演会も行う。前売りチケットはチケットぴあなどで販売中。

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2014年10月29日のニュース