宝塚で1万人ラインダンス 榛名由梨&汐美真帆らも参加へ

[ 2014年10月29日 05:30 ]

 宝塚歌劇団創立100周年などを記念し、ギネスに挑戦する「1万人のラインダンス」がいよいよ来月1日、兵庫県宝塚市の武庫川河川敷で行われる。

 前代未聞のこの企画は市制60周年、手塚治虫記念館20周年と合わせた宝塚のトリプル周年を記念し約2年前、18歳未満の市民で構成する「宝塚市子ども委員会」の発想で立ち上がった。その後どんどん大規模なものになり、当日は「ベルサイユのばら」初代オスカル榛名由梨(69)、元雪組スターの汐美真帆(41)らも参加する。

 現在、一直線のラインダンスでのギネス世界記録は2012年6月、米ニューヨークで達成された2569人。今回は当初、1万人を予定していたが、安全上などの問題で約6000人の参加に。それでも、成功すればギネス記録を大きく上回ることになる。

 ギネス挑戦の一方で、実は東日本大震災の被災地とを結ぶ側面も見せている。在団中からボランティア活動に積極的だった汐美が、自身の活動を通して親交を深めた宮城県石巻市の荻浜中の全校生徒11人を招待。交通費、宿泊費などは、汐美がたった1人でJR宝塚駅前で募金活動を行いまかなった。

 「今はデジタルなLINE(ライン)の時代かもしれないけど、手をつなぐアナログなラインでつながれば何かが感じられるはず」(汐美)。小さな子供の発想から世界へ、そして心温かな絆が結ばれようとしている。

続きを表示

2014年10月29日のニュース