COWCOW善し初小説!号泣“あたりまえ”映画、ドラマ化も?

[ 2014年10月15日 05:30 ]

初小説を出版するCOWCOW山田善し

 「あたりまえ体操」で知られる、お笑いコンビ「COWCOW」の山田善し(40)が初めての小説を書き上げた。実体験を基にした「ハイハイからバイバイまで~田島のおばあちゃんとぼくのヘンテコな二人暮らし~」(ワニブックス)で、28日に発売される。

 描いたのは、父方の祖母との暮らし。高校時代に両親が離婚して以降、大好きだった祖母と2人で生活。しわくちゃの手で育ててくれた祖母は明るく、ちょっと変わったところもある愛すべきキャラクターだった。

 小説には、タイトルの「ハイハイ」にまつわる祖母のたくましい姿や、山田が家に連れて来た彼女を、前の彼女の名前で呼んだ揚げ句に家事を手伝わせるなど、ちょっと笑えるエピソードが満載。ほかに、芸人として東京で活動するため上京を告げる場面や、永遠の別れなどがつづられている。

 祖母のぬくもりを切ないタッチで表現した内容に、原稿を読んだ出版関係者らスタッフ全員が号泣。関係者からは“感涙度100%のおばあちゃん小説”として、島田洋七(64)の「佐賀のがばいばあちゃん」や、お笑いコンビ「麒麟」の田村裕(35)が執筆した「ホームレス中学生」に続くヒットと、映画、ドラマ化にも期待が高まっている。

 山田は「人の一生と、この小説の中でヘンテコさ、ちょっとした素晴らしさを楽しんでいただけるとうれしいです。(読者それぞれの)おばあちゃんに会いたくなってほしいなと思います」と話している。

 ◇COWCOW 中高校時代の同級生だった多田健二と善しで93年結成。コンビ名は90年代前半に活動したバンド「COW COW」から。多田の衣装が伊勢丹の紙袋柄のカラフルなデザインでトレードマークになっている。01年の第1回M―1グランプリから3年連続で準決勝進出。11年からは体操のお兄さんに扮した「あたりまえ体操」が定番のネタになっている。

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