坂本冬美　初ディナーショー！歌モチーフの創作フレンチ提供

初めてディナーショーを行う坂本冬美。和装だけでなく洋装でも歌う

　演歌歌手の坂本冬美（４７）がデビュー２７年にして初めてディナーショーを開く。京都市の京都ホテルオークラで今月３０日に開催する。歌をモチーフにした特製フレンチが提供されるといい、話題になりそうだ。

　料理を手掛けるのは、「日本のフランス料理の父」と称された小野正吉さんの直弟子で、同ホテルの神谷政雄総料理長。「東洋と西洋の融合」をテーマに、冬美のヒット曲をイメージした一夜限りの創作フレンチをつくる。メーンディッシュは「牛ロースのステーキ　本ワサビと珠洲（すず）の塩“能登はいらんかいね”」。ヒット曲「能登はいらんかいね」（９０年）にちなみ、石川県の名産・珠洲の塩にこだわった。

　ほかにも、「火の国の女」（９１年）をモチーフにしたデザート「南高梅のベイクド・アラスカ“火の国の女”」なども。冬美の故郷、和歌山県産のさざえを生かした料理も提供する予定で、日本の旬の食材を繊細なフレンチに仕立てる。

　ショーのタイトルは「歌の旅・夢の旅」。歌唱ステージでは和装、洋装でヒット曲の数々を披露する。ディナーショーならではのアットホームで、臨場感あふれるステージが期待できそうだ。

　プロデュースするのは、自身のデビュー２５周年リサイタル（１１年）を手掛けた音楽、映画プロデューサーの立川直樹氏。冬美は８７年のデビュー以来、「ファンとはコンサートで接したい」とディナーショーは行ってこなかったが、立川氏からオファーがあったため、快諾したという。冬美は「あの有名な神谷料理長が私のステージのために特別な料理を創作してくださるということで、私もその気持ちに沿えるよう心を込めて歌いたい」と意気込んでいる。

　≪特別席４・５万円≫チケットは特別席が４万５０００円、一般席が４万円。午後７時に開演する。問い合わせは、京都ホテルオークライベント予約係＝（電）０７５（２５４）２５６６＝へ。同ホテルでは今年１２月、郷ひろみ（５８）、綾小路きみまろ（６３）、工藤静香（４４）がクリスマスディナーショーを予定。