上原多香子 気丈にTENNさん通夜 3分間夫に話し掛け…

[ 2014年9月28日 05:30 ]

通夜を終え、外で待つファンにあいさつする上原多香子

 25日に大阪市内の自宅マンション駐車場の乗用車で首をつって死亡したヒップホップグループ・ET―KINGのTENN(本名・森脇隆宏、享年35)さんの通夜が27日、大阪市阿倍野区内の葬儀場で営まれた。喪主を務めた妻でSPEEDの上原多香子(31)は、沈痛な面持ちながらも気丈に振る舞った。通夜にはET―KINGなど芸能関係者ら約1000人が弔問に訪れた。

 上原は開式の約2時間半前に葬儀場に到着し、車を降りると、沈痛な面持ちで集まった報道陣に一礼した。通夜が落ち着いた午後8時15分ごろにも入り口に立ち、こわばった表情のままで外にいるファンらに深々と頭を下げた。

 胡蝶蘭(こちょうらん)などで飾られた祭壇の中央には、TENNさんのアーティスト写真。上原がスタッフらと相談し、「意気込みを感じるいい顔」と遺影に決めた。上原は、会場横に設置された一般弔問客用の記帳所の祭壇に、TENNさんのトレードマークだった帽子や、スニーカーなどを自ら運ぶなど気丈に振る舞い、喪主としての役目を必死に果たした。

 夫の突然の死から2日。上原のショックと心労は計り知れないが、関係者によると、通夜中に涙を流す場面はあったものの、喪主の責任感からか取り乱す様子はなかったという。

 所属事務所は「精神的には安定してきた」と説明。通夜の前には棺の中で眠る、帽子をかぶったTENNさんに向かって「顔を見ながら3分間ほど何か話をしていた」という。前日からそばで付き添い、通夜にも参列したSPEEDのメンバー・今井絵理子(31)の存在も支えとなっているようだった。

 上原とTENNさんは2012年8月23日に結婚。大阪で暮らし、ブログでも結婚記念日を祝う様子を書き込むなど仲良しぶりをアピールしていた。TENNさんの所属事務所によると、「金銭や対人関係のトラブル、通院歴はなく、司法解剖の結果も不審な点はなかった」という。参列者も一様に「あんなに前向きで元気な人がなぜ?」と、突然の自殺に首をかしげるばかりだった。

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2014年9月28日のニュース