綾小路きみまろ歌手デビュー 紅白にも色気「断るわけない」

[ 2014年9月17日 16:03 ]

歌手デビューした綾小路きみまろ

 中高年のアイドルとして人気の漫談家・綾小路きみまろ(63)が17日、歌手デビュー曲となるシングル「きみまろのあれから40年」をリリースし、都内で記念イベントを開いた。

 これまで漫談ライブのCD、DVDセールスが520万枚を突破しているきみまろだが、「ずっとおしゃべりだけだと、お客さんも疲れちゃうから歌でちょっと盛り上げよう」と思い立ったのがきっかけ。加えて「世の中が明るいのか暗いのか分からない混とんとした中、歌で中高年に勇気と元気を与えたい」と一念発起したという。

 同曲は、「あれから40年」という自身の得意ネタをモチーフにした中高年夫婦の悲哀を歌う“毒舌コミックポップ”。カップリング曲の「ぴんぴんころりぴんころり」とともに作詞も自ら手掛け、作詞家としてもデビューとなったが「いつもしゃべっている言葉をすべて利用したので、作詞ではなく“即詞”。すぐにできました」と余裕の表情を浮かべた。

 既にライブでは披露しているそうで、「皆、えっ? 歌うの?という不思議な顔をしてポカンとして聴いている」という。それでも、「ものすごい拍手を頂いて大反響です。聴き入るほどに素晴らしい歌なんです」と自信たっぷりだ。

 この日も、プロモーションビデオに出演している女性ダンサー4人を従え、最後は息を切らしながらも2度の歌唱を敢行。歌手としての売り上げ目標については、「歌を生業にしている方に失礼。私はカスです。高くは掲げません。今はCDが売れない時代だし、中高年の方はどこで売っているかも知らないし、ネットで検索もできない。ライブでセールして1万枚売れれば」と謙虚に話した。

 年末の予定(NHK紅白歌合戦)を問われても、「何を言っているんですか。そんなこと考えたこともないし、欲もありません」ときっぱり。だが、「もしオファーが来たら断る?」とツッコまれると、「何を言っているんですか。芸能界は明日のない浮き草稼業。断るわけないじゃないですか」と色気を見せていた。

続きを表示

2014年9月17日のニュース