山口さん 晩年は「仕事をやり切った満足感」で悠々自適の生活

[ 2014年9月17日 07:57 ]

ラスベガス公演での(前列左から)野口修氏、山口洋子、五木ひろし

山口洋子さん死去

 山口さんの晩年の様子について、事実上のパートナーだった「野口プロモーション」の野口修氏(80)がスポニチ本紙の取材に応じ、明らかにした。

 山口さんは東京・銀座の高級クラブ「姫」のママとして働きながら、作詞家や作家として活躍。85年に直木賞を受賞。同年末のNHK紅白歌合戦で審査員を務めたが、93年に「姫」の経営権を手放し、その後は表舞台から遠ざかっていた。

 野口氏は「ママとして成功し、作詞家や作家としても多くのヒット作を世に送り出した。一線を退いた後も、仕事をやり切った満足感にあふれ、過去を振り返ることはなかった」と説明。

 夏には2人で長野・軽井沢の別荘に滞在。作詞した「千曲川」の自筆歌碑がある戸倉上山田温泉も何度も訪れるなど悠々自適の生活を送っていたという。

 キックボクシングの生みの親で、作詞も手掛けた野口氏と山口さんは、レコーディング現場で知り合った。寝食を50年間ともにしたものの、結婚はしなかった。野口氏は「そんなの必要ない関係だった。1度のケンカもなくて、本当に仲が良かったんだよ」と振り返った。

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2014年9月17日のニュース