CHAGE流御礼!ファンに「よく耐えた!オレは誇りに思う!」

[ 2014年9月17日 05:30 ]

都内でソロ公演を行ったCHAGE

 CHAGE and ASKAのCHAGE(56)が16日、ソロツアーの東京公演を江東区のZeppダイバーシティ東京で行い、覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた相棒ASKA(本名・宮崎重明)被告(56)に関連したメッセージをファンに送った。「前を向いて歩いていこう。絶対何かついてくるって!」と、復帰を待ち続けることを示唆。終演後、報道陣の問いかけには無言のまま会場をあとにした。

 ASKA被告が12日に判決を受けた後、自身のホームページに文書によるコメントを寄せていたが、肉声で語るのは初。デュオの存続など、今後にまつわる具体的表現こそ避けたものの「いろんなことがあって、でもやっぱり、前に進まないかんのだわ」と音楽活動を継続しながらASKA被告を待つ意思を示した。また「みんなで幸せになろうな」との発言も。捜査の進展につれ次々と明らかになったASKA被告の闇にファンのアレルギーが広がりつつある中、チャゲアスの再始動に理解を求めるかのような呼びかけだった。

 「皆さん、割と元気そうでよかった」と語りかけると「あなたたちはテトラポッドのようによく耐えた!オレは誇りに思う!」と、事件の衝撃にもこらえ、応援を続けてくれたファンに感謝の思いを示した。

 さらに「何か心にモヤモヤのあるやつは、この爆音の中で思いっきり叫ぶがいい!そしてもう、我慢しろとは言わない。泣きたくなっても泣けばいい!」と、事件に区切りをつけることを促すような叫び。自分に言い聞かせるような口調に、ファン約2500人は大きな歓声を送った。自身も、事件発覚後は「どうしても曲を作る気になれなかった」と、うちひしがれていたことを告白。でも「あなたたち(ファン)は誰よりも幸せになる権利がある。だから、もう前を向いて歩いていこう」と迷いを断ち切った様子で語った。

 スポニチ本紙取材では、CHAGEはデュオ復活を望む気持ちが強く、千葉市内の病院で薬物依存の治療に取り組むASKA被告の完全回復を待ち続ける覚悟を決めている。約3時間にわたるステージでチャゲアスの楽曲を披露することはなかったが、ASKA被告が本当の自分を取り戻す日を待つ意思をあらためて示した。

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2014年9月17日のニュース