錦織モノマネ芸人・しまぞうZ 生き残りへ必死「名言残して!」

[ 2014年9月8日 05:30 ]

錦織にエールを送る「キャベツ確認中」しまぞうZ

 全米オープン決勝進出を果たした錦織圭に、芸能界からも祝福の声が上がった。錦織のモノマネをするお笑いコンビ「キャベツ確認中」のしまぞうZ(36)は「優勝して、名言を残して!」とエールを送った。

 しまぞうZはこの日、東京都?飾区内で行われた?飾区産業フェアにゲスト出演した。ファンからプレゼントされたという錦織モデルの赤いポロシャツと、姉から譲ってもらったというウイルソンのラケット。ジャンプしてフォアを放つ「エアK」を披露する姿はまさに本物。来場者から次々と「そっくり!」と声を掛けられた。「チャンスが巡ってきた。錦織選手には決勝も勝ってもらって、名言を残してほしい。その名言に乗っかって仕事が増えれば」と力を込めた。

 08年に錦織がツアー初優勝した際、芸人仲間から「似てる」と言われてモノマネを始めた。しかし話題にならなかった。昨年12月には、千葉県銚子市のイベントに、「ふなっしー」そっくりの「きゃべっしー」として登場。批判を浴びて「半年くらい仕事がなくなった」という。「錦織選手も準決勝は第2セットを1―6で落としてから盛り返した。僕もここから盛り返したい」と訴えた。

 現在、芸人としての収入は月数万円。生活費はデパートの売り場装飾のアルバイトで稼いでおり、「準決勝をテレビ観戦したかったけど、WOWOWに加入するお金が…。仕事が増えたら、WOWOWに入って、錦織モデルの白いユニホームも買いたい」と話した。

 モノマネに対する錦織からの反応はない。今年1月、都内でデビス杯予選の試合をスタンドから観戦した際、「目が合ったから“モノマネしてます。よろしくお願いします”と念を送ったけど、すぐに目をそらされた」と苦笑いした。錦織は今月29日開幕の楽天ジャパン・オープン(東京・有明)に出場。「早大で応援部に所属していたので、ユニホームの上に学ランを着て応援に行く。全米王者として凱旋してほしい」と“再会”を楽しみにしていた。

 ◆しまぞうZ(本名・嶋義浩=しま・よしひろ)1978年(昭53)9月4日、大阪市生まれ。早大卒業後、NSC(吉本興業のお笑い芸人養成所)に入学。キャプテン★ザコ(37)とのコンビ「キャベツ確認中」ではツッコミ担当。立ち位置は左。モノマネが得意で、レパートリーは錦織のほか、辻元清美衆院議員や市民マラソンランナーの川内優輝ら。1メートル75、62キロ。血液型A。

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