チーム8中野郁海「鳥取の子」から47都道府県のど真ん中へ

[ 2014年9月7日 11:03 ]

「8」ポーズを取る「チーム8」センターの中野郁海

 AKB48の5番目のチーム「チーム8」が結成されてから5カ月が経過した。8月には大舞台・東京ドーム公演も体験。各都道府県選出のメンバー47人からセンターに抜てきされたのは、鳥取県出身の中野郁海(14)だ。憧れの先輩のSKE48・松井珠理奈(17)の激励も受け、意欲満々。「チーム8の“不動のセンター”を目指します」と瞳を輝かせている。 

 ――東京ドーム公演の感想は?

 「広かった!日本一広いと感じました。お客さんがみんな“光る棒”を振るじゃないですか!?」

 ――サイリウム?

 「サイリウム!(笑い)みんながそろってサイリウムを振っているのを見て感動して涙が出そうになるのを抑えました」

 ――初のドームで客席を見る余裕があった?

 「ちゃんと客席を見るように頑張りました。チーム8に入って初めの頃は、頭で振りを覚えている感じだったんです。でも、先生に“いつでもどこでも自然に振りが出てくるように”と指導されて練習してきたので、気持ちがファンの人たちに向いていても体が自然に動くようになったんだと思います」

 ――ライブの出来は?

 「初日はみんなパニックになって立ち位置が分からなくなっちゃったんです。間隔とかもバラバラで、結構悲惨な状態でした。終わった後、みんなで何回も話し合って確認しました。2日目はだいぶましになって、3日目は自分たちの最高のものができたと思います」

 ――中野さんはもともとダンスが好きだった?

 「小学2年生の時にミュージカルで高校生のお姉さんがダンスをやっているのを見て、それが凄く格好よかったので、私もやりたいと思いました。5年生ぐらいから習い始めました」

 ――チーム8のオーディションを受けたきっかけは?

 「友人に“郁ちゃんだったら受かるんじゃない?”と言われたんです。それでオーディションのことを調べて受けました。友人には感謝しています」

 ――AKBのことは知っていた?

 「昔は芸能オンチだったんです。5年生くらいの時、初めて知った女性アイドルグループがAKBさんだったので、憧れはありました」

 ――推しメンは?

 「珠理奈さんが大好きです」

 ――珠理奈さんのどんなところが?

 「珠理奈さんは曲とか歌詞によって雰囲気とか表情が変わるんです。だから、見ていて楽しいし、ファンを飽きさせないところが凄いなと思います」

 ――実際に会って話した?

 「東京ドームで会いました。“鳥取の子でしょ!?”と話しかけてくれたんです。私が総選挙のライブの時に“珠理奈さんが目標です”と話したので、覚えていてくれたのかも。それで、涙が出てきちゃって…。私が“もうすぐ誕生日(8月20日)なんです”と言ったら“本当に!?お誕生日おめでとう!”と言ってくれました。凄くうれしかった(笑い)」

 ――チーム8に入って「センターになりたい」と思っていた?

 「そうですね。やりたい気持ちはあったんですけど、まさか本当にやらせていただけるなんて思っていませんでした」

 ――センターに指名されて思ったことは?

 「期待していただいた分、周りよりも頑張らなくちゃいけないと思いました」

 ――今後の目標は?

 「チーム8の“不動のセンター”になりたい。みんなを引っ張っていけるような存在になりたいです」

 ――どうしたら不動のセンターになれる?

 「まだはっきりと見えないんですけど、でも、とにかく、自分ができることは手当たり次第頑張ってみようと思います」

 ◆中野 郁海(なかの・いくみ)2000年(平12)8月20日生まれの14歳。鳥取県出身。今年4月3日、チーム8のメンバーとしてお披露目された。5月17日、徳島県でのイベントで初パフォーマンス。8月5日、東京・秋葉原の専用劇場での公演を開始。8月18日から3日連続で行われた東京ドーム公演の最終日に14回目の誕生日を迎えた。趣味はダンス、演劇。

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