京都国際映画祭に「三船敏郎賞」創設“平成の三船”誕生を期待

[ 2014年9月5日 05:30 ]

「第1回京都国際映画祭」プログラム発表会見に登場した三船史郎(左)と脚本家の野上照代さん

 吉本興業が企画協力する「第1回京都国際映画祭」(10月16~19日)のプログラム発表会見が4日、京都市内で行われ、「世界のミフネ」こと故三船敏郎さんの名を冠した初の映画賞「三船敏郎賞」が創設されることが発表された。

 三船さんの長男で三船プロダクション代表の俳優三船史郎(63)は「亡くなった三船本人も喜んでいると思う」と“平成の三船敏郎”誕生を期待した。

 三船さんは「七人の侍」「用心棒」などの野性味あふれる演技で知られ、1951年には主演映画「羅生門」でベネチア国際映画祭の最高賞「金獅子賞」を受賞。京都とは「羅生門」が太秦にあった大映京都撮影所で撮影された縁があった。映画祭のテーマが「日本映画が再び世界へ打って出る発信拠点を目指す」であることから、三船さんのように国際的な活躍が期待される俳優を称えようと設けられた。

 審査委員会は映画監督の山田洋次氏(82)や三船史郎ら6人で構成され、既に6月から選考を開始。現在海外で活躍する俳優も候補という。映画祭初日に受賞者を発表、最終日に授賞式を行う。

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2014年9月5日のニュース