佐村河内氏公演中止で提訴 富山県文化振興財団

[ 2014年8月29日 12:24 ]

 耳が聞こえない作曲家として活動していた佐村河内守さんの楽曲を別人が代作していたことが明らかになり、予定していたコンサートの中止を余儀なくされたとして、富山県文化振興財団は29日までに、公演を企画する「サモンプロモーション」(大阪)に315万円の損害賠償を求めて富山地裁に提訴した。

 訴状によると、財団は3月9日、富山県魚津市で佐村河内さんの曲を演奏するコンサートを開く予定だったが、別の音楽家による曲だったことが明らかになり、2月5日に中止を公表。広告料などの損害が生じたとしている。

 同社の担当者は取材に「訴状が届いておらずコメントできない」と話した。

続きを表示

2014年8月29日のニュース