スクエニ家宅捜索 「ハイスコアガール」で他社キャラを無断使用

[ 2014年8月6日 10:37 ]

 月刊誌で連載中の漫画に、他社の人気ゲームキャラクターを無断で掲載したとして、大阪府警生活経済課が著作権法違反の疑いで、発行元の「スクウェア・エニックス」の東京都新宿区にある本社などを5日に家宅捜索していたことが6日、府警への取材で分かった。

 同社は人気ゲームシリーズ「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」の制作会社として知られている。

 府警によると、同社が発行する漫画誌「月刊ビッグガンガン」で押切蓮介氏が連載している「ハイスコアガール」の作中に、ゲームソフト開発・販売会社「SNKプレイモア」(大阪府吹田市)が著作権を持つゲームのキャラクターを、許諾を得ずに使用した疑いが持たれている。

 ハイスコアガールをアニメ化する際に、映像制作会社が使用許諾の有無を問い合わせて発覚。SNKが5月、府警に告訴していた。府警は漫画誌や単行本、漫画の電子データを押収しており、今後担当者や作者から任意で事情を聴き、詳しい経緯を調べる。

 SNKプレイモアは「販売停止を申し入れたが、誠意ある対応がなかった。今後も断固たる措置を講じる」とのコメントを発表した。

続きを表示

2014年8月6日のニュース