市村正親 胃がん手術無事終了「順調に回復に向かっている」

[ 2014年8月3日 05:30 ]

ミュージカル「ミス・サイゴン」で特別カーテンコールを行った(左から)原田優一、筧利夫、笹本玲奈、岡幸二郎。市村正親の代役として舞台に立った筧は大きな拍手を浴びた

 胃がんのため公演中のミュージカル「ミス・サイゴン」を降板した俳優の市村正親(65)が、腹腔(ふくくう)鏡手術を終えたことが2日、分かった。

 所属事務所が、この日までに都内の病院で手術を受けたと発表。「入院しながら順調に回復に向かっている」とした。

 市村は主人公のエンジニア役で、先月25日に東京・帝国劇場で開幕以降5公演に出演したが、同27日の夜公演終了後、降板を発表。その後はダブルキャストの駒田一(50)が務めてきた。

 市村の代役として起用された筧利夫(51)がこの日、初めて出演。特別カーテンコールで客席からひときわ大きな拍手を浴び「千秋楽に向けてどんどん良い芝居にしていくことが、術後の市村さんに一番の特効薬になると思う」と力を込めた。

 終演後には、関係者を通じ市村から手紙が届いたことも発表。「助けてくれてありがとう。あなたのおかげで救われました」と感謝の言葉がしたためられていたといい、「市村さんはミスター・ミュージカル。早く治して“何歳までやるんだろう”っていうくらい(舞台を)やってほしい」とエールを送った。

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2014年8月3日のニュース