アンジー「マレフィセント」で母子共演「候補の子役は私を怖がって…」

[ 2014年7月24日 16:00 ]

アンジェリーナ・ジョリー(左)が母子共演した「マレフィセント」(C)2014 Disney Enterprises,Inc.All rights reserved.

 米女優アンジェリーナ・ジョリー(39)が最新主演映画「マレフィセント」(公開中)で母子共演を果たした。

 1959年のアニメ作品「眠れる森の美女」をベースに、邪悪な妖精マレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)が母性に目覚める姿を描く話題作。今月5日に封切られ、週末興行成績ランキング3週連続1位を獲得している。

 母子共演が実現したのは、マレフィセントが幼いオーロラ(ヴィヴィアン・ジョリー・ピット)を隠れながら見守るシーン。ヴィヴィアンは俳優ブラッド・ピット(50)との間に2008年に生まれた実子。

 オーロラは3人の妖精とピクニックにやって来る。イタズラ好きなマレフィセントは魔法で3人の妖精をケンカするように仕向けると、3人が目を離したスキに、オーロラはチョウを追って崖の方に走りだす。

 マレフィセント本来のイメージならば、オーロラが崖から落ちる願ってもないチャンスだが、彼女は魔法でオーロラを助ける。

 さらに、オーロラが背後からマレフィセントに駆け寄るシーン。「こんにちは」の声に驚いた表情で振り向くマレフィセントは「あっち行って。悪いけど子どもは嫌いなの」と追い払おうとするが、オーロラはお構いなしに「抱っこ、抱っこ!」と迫り、その愛しさに彼女はついオーロラを抱き上げるのだった。

 今までのどの映画にもなかった“演技とは違う母親の表情”。アンジーの愛の深さから生まれた奇跡のシーンとなった。

 アンジーは「当時、娘は4歳だったけれど、候補に挙っていた3~4歳の子役たちは皆、私のことを怖がって近づこうともしなかった。もう少し年が上の子どもたちは『カッコいい』って喜んでくれたけど、小さな子たちは全くダメだった」と回顧。

 「なので、角や牙が生えていようと目が黄色かろうと、怖がらずにマレフィセントと戯れてくれる子がヴィヴィアンしかいなくて、最終的に彼女に演じてもらうことにしたの」と話している。

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2014年7月24日のニュース