森田剛 最新主演舞台は初の1人2役!情熱的なタンゴも披露

[ 2014年6月29日 18:40 ]

演出の行定勲氏(左)と脚本の蓬莱竜太氏

 「V6」の森田剛(35)が舞台「ブエノスアイレス午前零時」(11月28日~12月21日、東京・新国立劇場中劇場)に主演。初の1人2役に挑戦し、情熱的なタンゴも披露する。

 藤沢周氏(55)の芥川賞受賞作を舞台化。映画「GO」「世界の中心で、愛をさけぶ」などの行定勲監督(45)が演出、2009年「まほろば」で岸田國士戯曲賞を受賞している気鋭の若手劇作家・蓬莱竜太氏(38)が脚本を務める。行定監督が長年温めていたプランが実現する。

 故郷に戻り、ダンスホールがある温泉ホテルで働くカザマ(森田剛)。ある日、社交ダンスツアーの客としてやって来た老女と出会う。認知症のため他の客からも疎まれる老女だが、カザマは気になって仕方がない。彼女はとりとめのない身の上話やアルゼンチンの物語を口走る。ウソか本当か分からないまま、カザマは次第に引き込まれる…。

 ▼森田剛 この度は行定さん、蓬莱さんとこの作品でご一緒できることを、とても光栄に思っております。初めて2役にチャレンジすることになり、2つの世界をうまく演じ分けられるよう、稽古に励みたいと思います。劇中でお見せするタンゴにも注目していただけると…。劇場でお待ちしておりますので、見に来てください。

 ▼行定勲監督 常に私の頭の中にあったこの作品を舞台化できて、今から興奮しています。雪深い温泉宿にあるダンスホールとブエノスアイレスの風景のコントラストが私を魅了しました。若い男と老女との孤独な魂の邂逅(かいこう)が奇跡を起こすというデカダンスを舞台で創り上げたいと思っています。主人公のカザマは以前からご一緒してみたかった森田剛さんが引き受けてもらえると聞いて喜んでいます。社会からドロップアウトした等身大の男をどんな佇まいで演じるのか、そして、素晴らしい身体能力を持つ彼が情熱的なタンゴをどんなふうに踊るのか今から楽しみでなりません。

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2014年6月29日のニュース