「私の男」海外出品続々のワケ「世界のどこでも通用する」 

[ 2014年6月29日 14:34 ]

浅野忠信&二階堂ふみ主演「私の男」の海外版ポスター(C)2014「私の男」製作委員会

 28日に閉幕した「第36回モスクワ国際映画祭」で最優秀作品賞(グランプリ)と最優秀男優賞(浅野忠信)をダブル受賞した「私の男」(監督熊切和嘉、公開中)が、スペインの「第62回サン・セバスチャン国際映画祭」(9月19~27日)韓国の「第19回釜山国際映画祭」(10月2~11日)に正式出品されることが決まった。毎秋開催され、年々評価を高める映画祭「東京FILMEX」を立ち上げた映画プロデューサー・市山尚三氏が、今作が世界から注目される理由を分析した。

 桜庭一樹氏(42)の直木賞受賞作を原作に、震災孤児の少女・花(二階堂ふみ)と彼女を引き取った遠縁の男・淳悟(浅野)との「禁断の愛」を描く問題作。

 サン・セバスチャン国際映画祭は「サバルテギ」部門、釜山映画祭は「アジア映画の窓」部門への出品。二階堂は27日に開幕した「第13回ニューヨーク・アジア映画祭」で「ライジング・スター・アワード」を受賞した。

 なぜ世界各国の映画祭から出品オファーが続くのか。

 市山氏は「ズバリ、出来がいいからです。ロシア、北米、スペイン、韓国と、世界のどこでも通用する映画なんです。物語に力強さがあるから、ほかの映画と比べて世界の映画人に響いたということでしょう。さらに、最近の日本映画にはない正攻法で物語を丁寧にしっかり描いている」と解説。

 熊切監督はデビュー作の「鬼畜大宴会」(1998年)が「第28回イタリア・タオルミナ国際映画祭」グランプリを受賞するなど、国際映画祭の経験も抱負。

 市山氏は「特にモスクワ国際映画祭は、近年のコンペティション部門のラインナップを見ても、クオリティー重視であることが分かります。熊切監督作品はこれまでも数々の映画祭に招待されてきましたが『私の男』は今までの作品と違い、スケールの大きい世界観を堂々と描いています。それが世界からの評価につながっていると思います。他作品と比べて頭1つ抜けている印象を持っています」と今回のW受賞の勝因を語っている。

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