勘九郎 20年目コクーン歌舞伎「父の空気感に近づければ」

[ 2014年5月8日 05:30 ]

コクーン歌舞伎「三人吉三」発表会見」フォトセッションを行う(左から)尾上松也、中村七之助、中村勘九郎、串田和美氏

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(32)七之助(30)兄弟、尾上松也(29)らが出演する「三人吉三(さんにんきちさ)」(渋谷シアターコクーン、6月6日初日)の製作発表が7日、都内で行われた。

 「コクーン歌舞伎」も今年で20年。演目は、同じ名前のちょっぴり悪の若者が繰り広げる幕末の混沌(こんとん)とした世界を描く黙阿弥の名作。過去01、07年に、故中村勘三郎さんらで上演された。「和尚吉三」を演じる勘九郎は「父たちの舞台があまりにカッコよかったので、あの空気感に少しでも近づければいいと思う」と真剣な表情。「お嬢吉三」に挑む七之助は「(共演の)松也くんとプライベートでも仲がいいので、いい意味でその延長でやれればいい」、「お坊吉三」で初登場の松也は「憧れの舞台だったので、出演の話をいただいた時に鳥肌がたった」と笑顔。6月28日まで。

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2014年5月8日のニュース