宝塚音楽学校の合格発表 君島十和子さんの長女憂樹さんも合格

[ 2014年3月29日 12:20 ]

難関をくぐり抜け「タカラジェンヌ」への切符を手にした長女・憂樹さん(右)夫の誉幸氏(左)と一緒に質問に答える君島十和子さん

 タカラジェンヌを養成する兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(岩崎文夫校長)で29日、第102期生の合格発表があった。26倍余の競争を突破した40人が宝塚歌劇団の舞台への切符を手にした。

 午前10時、桜が咲き始めた校庭脇の掲示板に合格者の受験番号が張り出されると、自分の番号を見つけた受験生が歓喜の声を上げた。

 宮崎市の高校3年甲藤晶子さん(18)は「うれし過ぎて何と言ったらいいか分からない。笑顔を絶やさない元気な男役を目指したい」と感極まった様子で話した。

 俳優として活躍した君島十和子さんの長女君島憂樹さん(16)=東京都=も合格。宝塚歌劇団は4月に初公演から100年を迎え、「記念の年に入れたことがめちゃめちゃうれしい」と笑顔を見せた。

 宝塚歌劇団に入団できるのは卒業生のみ。入学後2年間、バレエや日本舞踊、歌の指導を受けるほか、礼儀作法も学ぶ。

 受験者数は昨年に比べて184人多い1065人。入学式は4月19日に行われる。

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