坂上忍 最初の父親役・宇津井さん悼む…台本持たなかったプロ

[ 2014年3月14日 22:55 ]

坂上忍

 俳優の宇津井健さん(享年82)が慢性呼吸不全のため亡くなった14日、俳優の坂上忍(46)がブログを更新。故人を悼んだ。

 宇津井さんは1970年代「赤いシリーズ」で山口百恵さん(55)と共演し、百恵さん演じるヒロインの父親役を好演。百恵さんと三浦友和(62)の結婚式(80年)の仲人も務め「理想の父親」のイメージが視聴者に定着した。

 坂上は「宇津井健さん…わたしの最初の父親役をやってくださった方です。ちょっと、まだ実感が沸かないので…」とショックを隠さない。

 「とっても、ストイックな方でした。稽古場に入ると、上半身裸でエキスパンダー。台本は持たない。だって、全部入ってるから。準備は、すべて自宅で済まし…。現場で準備の姿を見せることはない。気遣いは半端ない。偉そうぶることなんてない」と役者としての姿勢、人柄を称えた。

 「若かりし頃は存じ上げませんが、【悪さ】が微塵も結びつかない方…というのが、わたしの勝手な肌で感じた印象」。坂上は宇津井さんから「しーぼー」と呼ばれていたという。「心より、ご冥福をお祈り申し上げます」と大先輩に別れを告げた。

続きを表示

2014年3月14日のニュース