優子 卒業前に被災地で誓う「ずっと続けたい 一人でも来たい」

[ 2014年3月12日 05:48 ]

被災地のこどもと触れ合う大島優子

 AKB48グループが東日本大震災から丸3年を迎えた11日、岩手県宮古市、宮城県石巻市、福島県南相馬市に加え、4都市の専用劇場の計7カ所で復興支援特別公演を行った。メンバーが各地に分かれ、石巻市総合体育館には、卒業を控えた大島優子(25)ら16人が登場。新曲「前しか向かねえ」などでエールを送った。

 開演前には石巻復興のシンボルとなっている「がんばろう!石巻」の看板が掲げられた門脇地区の献花台を訪ね、犠牲者を追悼。卒業までの時間が残り少なくなった大島は「人のためになにかをすることが私の夢。卒業しても、ずっと続けていきたい。何らかの形で一人でもまた来たい」と継続支援を約束した。

 そんな思いに、市立万石浦(まんごくうら)中を卒業したばかりの後藤玲奈さん(15)は「“前しか向かねえ”は自分の人生の曲になりました」と勇気をもらった様子。4月から石巻市立女子高2年になる木村友紀さん(16)は「自分の夢を決めて進んでいけるよう頑張っていきたい」と話した。

 市内のがれきの処理は今月までにほぼ完了し、市の復興基本計画では、4月の新年度から「再生期」に移行する。「“前しか向かねえ”に込められたパワーが皆さんに伝わっていると思うとうれしい」と大島。一人でも多くの人が前を向いてくれることを望んでいる。

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2014年3月12日のニュース