テレ朝社長 「明日ママ」騒動「教訓にしていきたい」

[ 2014年2月25日 16:11 ]

 テレビ朝日の定例社長会見が25日、港区六本木の同社で行われ、早河洋社長(69)が日本テレビのドラマ「明日、ママがいない」(水曜後10・00)の騒動について「教訓にしていきたい」とコメントした。

 同番組は、放送開始直後から親が育てられない子どもを匿名で受け入れる“赤ちゃんポスト”に預けられた芦田愛菜(9)演じる主人公のあだ名を「ポスト」とし、施設の職員が子供に暴言を吐いたり、ペット扱いする場面もあり、さまざまな団体から放送中止、内容改善などを求められる騒動となっている。

 日本テレビ側も取材不足を認め「子供たちに配慮していく」と改善を文書で表明しているが、全国児童養護施設協議会は公の場での謝罪を要請している。一方「あくまでフィクション」「問題提起になっている」「子役の演技が素晴らしい」なども声もあり、賛否両論が広がっている。

 今回の騒動について意見を求められた早河社長は「一般的なドラマは今の世の中、リアルな空間の上に、虚構、フィクションを載せているようなイメージがある。そういうドラマにおいて、リアルに近いものを描く時は細心の注意が必要というのを教訓にしていきたい」と答えた。

 24日の会見で、日本テレビの大久保好男社長(63)がこの問題について「当面、それ以上の対応は考えていない」とコメント。これについては「当事者ではありませんので、コメントは控えたい」としながらも「選択肢としては3つある。放送を継続するというもの、放送を中止するというもの、配慮をしつつ放送を継続するという3番目の選択をしたのではないか」と理解を示した。

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2014年2月25日のニュース