元米女優のシャーリー・テンプルさん死去 85歳

[ 2014年2月11日 22:05 ]

映画出演時の1936年に撮影されたシャーリー・テンプル・ブラックさん

 米国で往年の名子役として知られ、外交官も務めたシャーリー・テンプル・ブラックさんが米カリフォルニア州サンフランシスコ郊外の自宅で家族にみとられて死去した。85歳だった。ロイター通信などが伝えた。

 1928年、同州サンタモニカ生まれ。幼くして演技の才能を見いだされ、大恐慌時代の30年代に数々の映画に出演した。米国民に希望を与える子役スターとして一世を風靡(ふうび)し、6歳でアカデミー賞の特別賞を受賞した。

 結婚後の49年、21歳で映画界を引退。その後は政治や外交への関心を強め、74年に駐ガーナ大使、89年には共産政権の崩壊目前に駐チェコスロバキア(当時)大使に任じられた。日本でもファンが多かった。

 遺族は「女優、外交官として偉業を達成した故人の人生に敬意を表したい」との声明を発表した。

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2014年2月11日のニュース